末期の水とは?意味とやり方
2026/10/20

この記事のポイント
- 末期の水(まつごのみず)は、故人さまの唇を湿らせてあげる作法です。「死に水を取る」とも言います。
- 大阪では、樒(しきみ)の葉を使います。お水や、お好きだったお酒・飲み物を、故人さまに飲ませてあげます。
- 天翔では、清拭納棺か湯灌のとき、そして最後のお花入れのときに、ご家族と一緒に取ります。
2026年10月時点の内容です。
末期の水とは、何ですか?
故人さまの唇を湿らせてあげる作法です。「死に水を取る」とも言います。
お釈迦さまが最期に、水を望まれた。その言い伝えが始まりとされています。
のどを潤して、安らかに旅立っていただきたい。そんな願いがこめられています。
大阪では、末期の水をどうやって取りますか?
樒の葉で、お水やお好きだったお酒・飲み物を、故人さまに飲ませてあげます。
01
樒の葉
仏さまにお供えする、つやのある緑の葉です。
02
お水
きれいなお水です。
03
お好きだった飲み物
お酒やジュース、いつものお茶です。
1
樒を持つ
樒の葉を手に取ります。
2
葉を浸す
お水や飲み物に、葉の先を浸します。
3
唇へ
故人さまの唇を、葉で軽く湿らせます。
4
次の方へ
お一人ずつ、順番に取ります。
茶碗と割り箸・脱脂綿で取る形もあります。大阪では、あまり使いません。
お酒やジュースでも、いいのですか?
はい。お好きだったお酒や飲み物を、樒の葉で飲ませてあげてください。
晩酌のビール、いつもの日本酒、好きだったジュースやコーヒー。
「最後に、もう一杯」と、声をかけながら飲ませてあげてください。
何を飲ませてあげたいか、天翔に聞かせてくださいね。
病院で取れなかったら、いつ取りますか?
天翔では、清拭納棺か湯灌のとき、そして最後のお花入れのときに、ご家族と一緒に取ります。
納棺のとき
清拭納棺
お体を拭き清めて、お棺にお納めします。
または
湯灌
お体をお湯で洗い清めます。
出棺の前
お花入れ
お棺にお花を入れて、最後のお別れをします。
末期の水は、もともと臨終のときに、枕元で取るものでした。
いまは、病院で息を引き取られる方が多くなりました。その場では取れないこともあります。
そのときも、納棺とお花入れのときに取れます。ご家族そろって、ゆっくり取りましょう。
末期の水は、誰から取りますか?
故人さまとご縁の深い方から順に取ります。
一般的には、奥さまやご主人、お子さま、ご両親、ご兄弟、お孫さまの順です。
小さなお孫さまも、大人が手を添えて一緒に取れます。
順番は目安です。

浄土真宗では、末期の水を取りますか?
浄土真宗では、末期の水を取らないことが多いです。
亡くなるとすぐに浄土へ生まれる、という教えがあるためです。
同じ理由で、六文銭や旅支度を納めないご家族もいらっしゃいます。
ご宗派の作法で迷ったら、天翔に聞いてください。
お棺に納める旅支度や六文銭のことは、旅支度とは?意味と一式の中身と六文銭の由来と意味にまとめています。
亡くなられてからの流れは、家族が亡くなったら、まず何をする?をご覧ください。
まとめ
- 末期の水は、故人さまの唇を湿らせてあげる作法です。
- 大阪では樒の葉を使います。お水や、お好きだったお酒・飲み物で取れます。
- 天翔では、清拭納棺か湯灌のとき、そして最後のお花入れのときに取ります。
- 病院で取れなかったときも、ご家族そろって、ゆっくり取りましょう。
分からない作法は、その場で天翔に聞いてくださいね。
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家族葬の天翔 代表 大西敬行

