散骨という選択。故郷の海に還りたい、という願いを叶えるために。
2026/04/06
葬儀の打ち合わせをしていると、「故郷の海に撒いてやってほしい」という言葉をよく聞きます。故郷の話もよくでます。
「おじいさん、田舎が鹿児島やったんです」
「うちのおとん 徳島からでてきたんで 本籍 徳島です」など
その言葉を、私はずっと聞いてきました。
大阪で生きた、という人生
九州や四国から集団就職で大阪へ来た。大阪の地で家庭を持ち、子どもを育て、孫に囲まれて年を重ねた。
ふるさとを離れて何十年も経つのに、最後になって「故郷の海に還りたい」と願う。
その望郷の思い、人生の締めくくり方への意志、なんかわかるなぁ、と感じます。
最後は故郷の自然に還りたい。その気持ちは、話を聞くたびに深く胸に刺さります。
散骨について
散骨は違法ではありません
「海に撒くなんて、法律的に大丈夫なのか」と心配される方が多いです。結論から言うと、散骨は違法ではありません。意外ですよね?
法務省は1991年に「節度をもって葬送の一つとして行う限り、違法とはいえない」という見解を示しています。
ただし、守るべきルールがあります。
必ず守るべきこと
遺骨は2mm以下に粉骨すること。そのままの状態で撒くと遺体遺棄罪になるリスクがある
漁場・海水浴場・港湾・河川・住宅地の近くでは行わない
他人の土地に無断で撒かない
事前に自治体の条例を確認する(自治体によっては条例で禁止しているエリアがある)
個人で散骨することについて
実際のところ、故郷の海や思い出の場所に、ご家族だけで静かに撒くというケースは少なくありません。このあたりの人では金剛山にも、個人で散骨される方がいます。
法律上、散骨を禁止する規定はありません。個人で行う場合も、上記の節度を守る範囲であれば可能です。
粉骨だけ専門業者に依頼して、散骨はご家族だけで、という形をとる方も実際にいます。粉骨の費用目安は1〜3万円程度です。
業者に依頼する場合の費用目安
故郷の海への散骨を業者に依頼する場合、主に3つのプランがあります。
プラン内容費用目安
委託散骨業者に遺骨を送り、業者が代わりに散骨2〜5万円
立ち会い散骨家族も乗船して現地で散骨10〜30万円
貸切チャーター船を貸し切り家族だけで散骨30〜50万円以上
業者を選ぶ際は、粉骨作業に立ち会えるかどうか、実店舗があるかどうかを確認してください。信頼できる業者かどうかの判断基準になります。
天翔でも海洋散骨のご紹介もいたしますのでお気軽にお問い合わせください。
散骨の前に、家族で話し合っておくべき3つのこと
散骨は一度行うと取り返しがつきません。事前に家族でしっかり話し合っておくことが大切です。
① 家族全員の同意を得る
散骨した遺骨は回収できません。後から「やはりお墓に入れたかった」という声が出ないよう、家族全員が納得した上で進めてください。
② お墓をどうするか
散骨を選ぶ場合、既存のお墓をどうするかという問題がセットになることがほとんどです。墓じまいの手続きが必要になる場合もあります。手続きについては、司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。
③ 残された家族の「手を合わせる場所」をどうするか?
散骨後、残された家族がどこに手を合わせるかを決めておくことも大切です。自宅に小さな祭壇を設ける、位牌だけ手元に置くなど、形は様々です。故人を偲ぶ場所が家族の心の支えになります。
家族葬の天翔では、散骨を含めた葬送の形について、事前にご相談いただくことができます。
「親がこんなことを言っているんですが」という話から始めていただければ十分です。いつでも無料でお受けしています。
家族葬の天翔
富田林市・河内長野市・河南町・太子町・千早赤阪村・大阪狭山市 365日24時間対応
家族葬の天翔 代表 大西敬行

