介護中の家族が知っておくべき制度と、葬儀の事前準備まとめ
2026/04/05
親の介護をしながら「もしものとき、どうすればいいんだろう」と考える方は多いです。この記事では、介護負担を軽くする公的制度、自分の生活とのバランスの取り方、そして葬儀の事前準備まで、介護中の方が知っておくべき情報をまとめて整理します。
介護負担を軽くする4つの制度
① デイサービス(通所介護)
要介護1〜5の認定を受けていれば利用できます。朝から夕方まで施設で食事・入浴・リハビリ・レクリエーションを受けながら過ごしてもらう日帰りサービスです。送迎つきで、介護者は日中に自分の時間を確保できます。
費用の目安:1日1,500〜2,000円程度(要介護度や施設によって異なります)
② ショートステイ(短期入所生活介護)
要介護1〜5の方が対象で、1泊から最長30日間、施設に宿泊してもらえます。介護者の体調不良・出張・冠婚葬祭など、理由を問わず利用できます。制度上「介護者が休むためのサービス」と明確に位置づけられています。
費用の目安:1泊5,000〜10,000円程度(食費別途)
③ 訪問介護(ホームヘルプ)
ヘルパーが自宅を訪問して、食事・入浴・掃除・洗濯などを担います。毎日のルーティンの一部をプロに任せることで、介護者の体の負担が減ります。要支援1・2の方も利用可能です(週の回数制限あり)。
④ レスパイト入院
医療的ケアが必要で、ショートステイの利用が難しい方向けの制度です。医師が「介護者の休息が必要」と判断した場合に、医療保険で一時入院できます。期間は病院によって異なりますが、最大1〜2週間が一般的です。
相談窓口
どのサービスをどう組み合わせるかは、担当のケアマネジャーへの相談が一番早いです。「介護が大変で少し休みたい」と伝えれば、状況に合ったプランを提案してもらえます。ケアマネジャーがまだいない場合は、市区町村の地域包括支援センターに連絡してください。富田林市・河内長野市どちらの方も、無料で対応しています。
また、かかりつけ医を持っておくことも介護負担の軽減に直結します。かかりつけ医は診察だけでなく、デイサービスやショートステイの利用に必要な「主治医意見書」を作成する役割も担います。レスパイト入院を利用する際も、かかりつけ医の判断と要請が前提になります。「どこの病院にもかかっていない」という状態だと、いざというときの手続きが全体的に遅れます。内科や在宅医療に対応しているクリニックに、早めに一度相談しておくことが重要です。
費用負担を減らす仕組み
介護保険サービスを使っても費用が高くなりすぎた場合、高額介護サービス費という制度で払い戻しを受けられます。また、医療保険と介護保険の両方を使っている世帯は高額医療合算介護サービス費も対象になります。いずれも市区町村への申請が必要です。該当する方が申請をせずに損しているケースが多いため、ケアマネジャーか市役所の窓口で一度確認してみてください。
介護と自分の生活を両立させるために
介護が長期化するほど、介護者自身の生活が後回しになっていきます。仕事・健康・人間関係、どれか一つが崩れると介護そのものが続けられなくなります。以下の点を意識しておいてください。
仕事との両立 介護離職は、経済的なリスクが非常に大きいです。会社に介護休業制度・介護休暇制度があれば、積極的に活用してください。介護休業は通算93日間、介護休暇は年5日(対象家族が2人以上なら10日)取得できます。まず人事担当者に制度の有無を確認することから始めてください。
自分の健康管理 介護者が体調を崩すと、介護そのものが止まります。自分の定期健診・通院を後回しにしないことが、結果として親御さんを守ることにつながります。かかりつけ医は親御さんだけでなく、介護者自身も持っておくべきです。
一人で抱え込まない 地域には「介護家族の会」など、同じ境遇の人が集まるコミュニティがあります。情報交換だけでなく、同じ立場の人と話すこと自体がストレス軽減になります。地域包括支援センターに問い合わせると、近くの集まりを紹介してもらえます。
「全部自分でやらない」を前提にする デイサービスやショートステイを使うことを「手抜き」と感じる方が多いですが、プロに任せる部分を作ることで、一緒にいる時間の質が上がります。すべて自分でやり切ることより、長く続けられる体制を作ることの方が、親御さんにとっても良い結果につながります。
天翔の現場から:介護中に事前相談に来る方について
家族葬の天翔には、介護中のご家族から事前相談をいただくことが少なくありません。そのとき、ほぼ必ず出てくる言葉が「縁起でもないと思いながら」です。
でも実際には、介護が始まった段階で一度話を聞きに来てくださった方が、いざというときに一番落ち着いて動けています。逆に「考えないようにしていた」という方ほど、深夜に突然の連絡が来て、業者選びも費用の判断も、すべてパニックの中でやることになります。
準備することは、親不孝なことではありませんよ。
介護中に葬儀のことを考えておくと助かる4つのこと
介護が続いているうちに、以下の4点だけ家族で話し合っておくと、いざというときのパニックを防げます。
① かかりつけ医に「在宅看取り」の意向を伝えておく 病院ではなく自宅で最期を迎えたい場合、かかりつけ医が在宅医療に対応しているかどうかが鍵になります。かかりつけ医がいて定期的に診察を受けていれば、自宅で亡くなった場合も「死亡診断書」を発行してもらえます。かかりつけ医がいない状態で自宅で亡くなると、必ず警察が介入することになります。希望する最期の場所と、かかりつけ医の対応範囲を、一度確認しておいてください。
② 搬送先を決めておく 病院で亡くなった場合、数時間以内に「どこに搬送するか」を決める必要があります。このタイミングで業者を選ぶ余裕はほぼないため、事前に1社だけ目星をつけておくだけで動き方が全然変わります。
③ 葬儀の規模感を家族で共有しておく 「家族だけでいい」「会社関係も呼ぶべきか」でその後に揉めるケースが非常に多いです。親御さんの意向も含めて、一度話し合っておくと安心です。
④ 費用の目安を知っておく 家族葬の費用は、葬儀社によって大きく異なります。大阪南部エリアの一般的な相場は80〜150万円程度です。天翔では同エリアで50〜88万円のプランをご用意しています。「いくら準備しておけばいいか」は葬儀社によって答えが変わるため、事前に1社から話を聞いておくだけで、いざというときの判断が速くなります。
介護中の方の事前相談は、何度でも無料でお受けしています。今すぐ決める必要はありません。
家族葬の天翔
富田林市・河内長野市・河南町・太子町・千早赤阪村・大阪狭山市
365日24時間対応
家族葬の天翔 代表 大西敬行

